内容証明って?(電子内容証明郵便) こんなとき内容証明が効果的! 書き方 発送料金

内容証明という難しい名前はついてますが、簡単に言えば手紙のことです。
内容証明は通常の手紙と異なり、手紙の内容・日付を郵便局長が確認し、その後5年間保存されます。
いつ、どんな内容の文章を、誰が誰に当てて差し出したかということを郵便局が証明する手紙が内容証明なのです。

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● こんなとき内容証明が効果的!!
内容証明を使ってあなたの権利を守りましょう!
  • 貸したお金を返してほしい
  • クーリングオフをしたい
  • 契約の中途解約
  • 不倫の慰謝料請求
  • 不倫相手に対する警告
  • ストーカーに対する警告
  • 相続回復請求
  • 遺留分減殺請求
  • 敷金返還請求
  • 債権譲渡の通知時効消滅を止めるとき

内容証明は証拠の保全としては極めて効果的です。
また、相手方に心理的圧迫をかける、という効果もあります。
内容証明を出したらすんなりと問題が解決した!なんてことも少なくありません。
しかし、内容証明には法的拘束力はなく、内容証明を出したからといって、相手方がその内容に確実に応じる、といった保証はありません。
これは、相手方による、としか言えません。
ですが、権利は主張しなければ誰も守ってはくれません!

また、内容証明は動かぬ証拠になりますが、法的根拠もなくでたらめに作成することによって、問題が余計にこじれたり、自分にとって不利になることもあり、ついつい感情的な内容になってしまい、逆に脅迫で訴えられるということにもなりかねません。
作成には細心の注意が必要です。

「どう書いたらいいのかわからない。」 「この内容で問題ないの?」 「自分の場合はどうなるの?」と思っている方、お気軽にご相談下さい。
個々の事案に応じアドバイスさせていただきます。



● 内容証明書の種類

内容証明郵便は、全く同じもの三通を作成します。

一通は郵便局に保管されます。
一通は相手方に対し配達証明付きの書留郵便で送ります。
一通は手元に控えとして保管します。

専門家に依頼することもできますが、簡単な内容のものでしたら、自分でも作成できます。

また、最近は電子内容証明郵便のサービスもあり、ウェブから申し込むことができるようになりました。
(支払いはクレジットカード、または料金後納についての承認を得てからの利用、郵便物を月50通以上出す、1ケ月に出す郵便料金の2倍以上の額の担保を提出する・・・など、各種条件あり)。

内容証明郵便の行き先

書類の大きさ

● 郵便局から出す内容証明郵便
 ・ 書類の大きさには、制限がありません。

●電子内容証明郵便
 ・A4サイズです。



● 内容証明郵便の書き方(郵便局から出す内容証明)

下記にご紹介するのは、内容証明書の書式の決まりです(2008年1月現在)。

  1. どこで出すか 
    • 集荷、再配達などを行なう、郵便事業株式会社の直営店(支店)の郵便局で取扱をしています。普通の郵便、貯金、 ゆうパックだけを取り扱っている小さな郵便局や、ATMだけがあるようなコンビニなどは不可です。
    • 同じ内容のものを三通持参し、局長名で証明印を受けます。
        一通は郵便局に原本として保管されます。
        二通目は正本として相手方に配達証明付き書留で郵送します。
        三通目は差出人の謄本(控え)として持ち帰ります。

  2. 書類の大きさ
    • 書類の大きさには、制限がありません。
      手書きの場合には、市販の三枚複写のものを使用すると便利です。
    • 自分のパソコンで作成したものを、A4のコピー用紙に三部出力(印刷)し、郵便局に持参するということも可です。
      本来は原本を1部。あとの2部はコピーで良いのです。

  3. 作成上の制限や規定
    1. 行数と文字数
      • 縦書きの場合には、一行20字以内、一枚につき26行以内。
      • 横書きの場合には、一行13字以内で一枚につき40行以内。
        または、一行26字以内で、一枚につき20行以内。
        または、一行20字以内で、一枚につき26行以内。
        先方の住所氏名、差出人の住所氏名も、この中に入れます。
    2. 枚数・ 枚数制限なし
      • 2枚以上になる場合はつづり目に契印を押します。
         ※ 認印でかまいません。会社の角印などでもOKです。
    3. 文字・ 句読点「、」「。」も一文字として数えます。   
      • 基本的に日本語のみ使用できますが、社名など固有名詞なら英字もOKです。
      • 注意が必要なのは、文字数の数え方のうち、マルで囲んだ数字などですが、それぞれ数字 + 枠というふうに数えます。
        アンダーラインの線は字数に数えません。
    4. 捺印・捺印について   
      • 捺印・捺印して送付する例が多くみられますが、捺印は必ず必要というものではありません。
        但し、謄本を訂正する場合には訂正印が必要です(二重線で消して捺印)。
      • 認印でかまいません。
        また、[2]で述べたように、枚数が複数に及ぶ場合に、つづり目には契印が必要です。

● 内容証明郵便の料金


枚数 定型郵便基本料金 一般書留郵便 内容証明料金 配達証明郵便 合計
1枚 82円(25gまで) 430円 430円 310円 1252円
2枚 82円(25gまで) 430円 430+260円 310円 1512円
3枚 82円(25gまで) 430円 430+260×2円 310円 1772円
4枚 82円(25gまで) 430円 430+260×3円 310円 2032円
        ※必須ではない  
備考 25gまで82円   1枚目は430円。
2枚目以降は1枚につき
260円加算
   
  50gまで92円      
  100gまで140円