内容証明という難しい名前はついてますが、簡単に言えば手紙のことです。
内容証明は通常の手紙と異なり、手紙の内容・日付を郵便局長が確認し、その後5年間保存されます。
いつ、どんな内容の文章を、誰が誰に当てて差し出したかということを郵便局が証明する手紙が内容証明なのです。
内容証明は証拠の保全としては極めて効果的です。
また、相手方に心理的圧迫をかける、という効果もあります。
内容証明を出したらすんなりと問題が解決した!なんてことも少なくありません。
しかし、内容証明には法的拘束力はなく、内容証明を出したからといって、相手方がその内容に確実に応じる、といった保証はありません。
これは、相手方による、としか言えません。
ですが、権利は主張しなければ誰も守ってはくれません!
また、内容証明は動かぬ証拠になりますが、法的根拠もなくでたらめに作成することによって、問題が余計にこじれたり、自分にとって不利になることもあり、ついつい感情的な内容になってしまい、逆に脅迫で訴えられるということにもなりかねません。
作成には細心の注意が必要です。
「どう書いたらいいのかわからない。」 「この内容で問題ないの?」 「自分の場合はどうなるの?」と思っている方、お気軽にご相談下さい。
個々の事案に応じアドバイスさせていただきます。
内容証明郵便は、全く同じもの三通を作成します。
一通は郵便局に保管されます。
一通は相手方に対し配達証明付きの書留郵便で送ります。
一通は手元に控えとして保管します。
専門家に依頼することもできますが、簡単な内容のものでしたら、自分でも作成できます。
また、最近は電子内容証明郵便のサービスもあり、ウェブから申し込むことができるようになりました。
(支払いはクレジットカード、または料金後納についての承認を得てからの利用、郵便物を月50通以上出す、1ケ月に出す郵便料金の2倍以上の額の担保を提出する・・・など、各種条件あり)。
書類の大きさ
● 郵便局から出す内容証明郵便
・ 書類の大きさには、制限がありません。
●電子内容証明郵便
・A4サイズです。
下記にご紹介するのは、内容証明書の書式の決まりです(2008年1月現在)。
枚数 | 定型郵便基本料金 | 一般書留郵便 | 内容証明料金 | 配達証明郵便 | 合計 |
1枚 | 82円(25gまで) | 430円 | 430円 | 310円 | 1252円 |
2枚 | 82円(25gまで) | 430円 | 430+260円 | 310円 | 1512円 |
3枚 | 82円(25gまで) | 430円 | 430+260×2円 | 310円 | 1772円 |
4枚 | 82円(25gまで) | 430円 | 430+260×3円 | 310円 | 2032円 |
※必須ではない | |||||
備考 | 25gまで82円 | 1枚目は430円。 2枚目以降は1枚につき 260円加算 |
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50gまで92円 | |||||
100gまで140円 |